ワープ原理の解明 – 光速を超える霊速の存在と証明実験法

本記事は、『地球のみらい』のコラムより抜粋しました。


 これはドラン将軍との決戦前の出来事である。
ゆうまは、ドラン将軍の瞬間ワープ戦法を破る方法を見つけるために、ワープ原理に関する未来科学の文献をイヴァンから借りて読むことにした。ゆうまらしい発想だ。無理と思うことでも、勝利の可能性を追求する姿勢は天性のものかもしれない。

 しかしゆうまには、ワープ原理に関するいかなる本を読んでも、複雑な公式だらけでさっぱり理解できなかった。結局ゆうまは、どの文献を読んでもドラン将軍の瞬間ワープ戦法を破る方法は見つけらなかったが、ワープ原理の基礎知識を知る手掛かりとなった。そして25世紀の未来科学のすごさを知ることができ、とても興味深い内容でもあった。

 どの文献もわからないことだらけだったが、21世紀の後半に発見された、ワープ航法の原点となる基本理論が書かれた文献は、どうにか理解できた。この21世紀で発見された基礎理論が土台となって後世、ワープ原理の解明が進み、ワープの実用化に至ったと、25世紀の科学者たちは口を揃えて主張していた。

 その文献の著者は、安室奏太という霊界通信機を発明した、21世紀を代表する科学者の一人だった。著書名は「光速を超える霊速の存在~霊速・念速の証明実験法」と書かれていた。

 本の著者である安室奏太は、「光の速度を超える存在がある」という仮説を立て、それが「霊速」であるとした。霊の速度は3次元世界では測定できないが、霊界通信機を開発した安室奏太は、「霊と念は同質」と考え、その理論から霊界通信の翻訳に成功している。ちなみに未来型戦闘機におけるテレパシー操縦は、この霊界通信の翻訳技術が用いられている。テレパシーもまた、「念」と同質であるからだ。

 安室奏太は、霊や念には空間概念がなく、どんな長距離でも一瞬のうちにたどり着けてしまうことから、「光速」を超える「霊速」の存在があるのではと思うようになった。
 そしてもし、この霊速を解明できれば、アインシュタインの特殊相対性理論、『質量とエネルギーの等価性』に基づき、「物質をエネルギーに、あるいはエネルギーを物質に等価でき、いかなる距離も一瞬にたどり着けるワープ理論」が完成すると主張した。

 ワープが実用化されるには、少なくとも数百年が必要であり、21世紀では無理なことがわかっていたにもかかわらず、21世紀後半の時点で、ワープ原理を解明する大きな手掛かりを発見していたことに、25世紀の科学者たちは安室奏太を称賛していた。

 さて本の著者、安室奏太は、21世紀の後半において、いかなる理論を構築したのだろうか。その文献の中身を抜粋して少しだけ読むことにしよう。

【光速を超える霊速の存在~霊速・念速の証明実験法】

 私は安室奏太である。年は80歳を超えたが、新しい発明への情熱は衰えるどころか、昔の若いままだ。私は巷(ちまた)では、霊界科学の第一人者とも言われている。
 私は、霊界科学の発展こそが、人間を物質的にも精神的にも高みを目指す上で、最も大切な科学的価値の一つであると考えている。

 今回はワープの原理に絞って解説していきたいと思う。ワープの実現は、21世紀では、ほぼ不可能だ。ワープ原理の解明には少なくとも百年以上かかり、実用化までにはさらに多くの年月を必要とするというのが私の結論である。

 しかし、ワープ理論の土台となる霊速の解明がなければ、ワープの実用化はおろかワープ理論の解明すらありえない。ここではワープ理論の序論についてしか、解説できないのが残念である。
 しかし後世の科学者がこの原理を知ることによって、ワープ理論を解明し、ワープ航法の実用化を早めるものであると確信している。本書が霊界科学の発展に寄与できることを願って、この文献を遺すことにする。

アインシュタインの理論はワープ理論の原点という発見

 まず、ワープ原理の基本理論を導き出す「霊速」の存在を最初に見つけたのは私ではない。すでに20世紀に、ワープ原理解明の手掛かりとなる方程式の原型はすでにできあがっていたのだ。その原型を発明したのは、アルベルト・アインシュタインだ。その原型とは、アインシュタインが発見した、特殊相対性理論、『質量とエネルギーの等価性』と呼ばれる運動方程式、E=MC2だ。
 これは、【エネルギー】=【質量】×【光の速度の2乗】という方程式であり、「物質とエネルギーは等価変換できることを表す方程式」であり、この方程式こそがワープ原理を解明する重要な切り口となる。

 この運動方程式は、「我々人間が住んでいる世界の物質はエネルギーになり、またエネルギーは物質になりうる」という意味だ。
物質とは、今、我々が生きている3次元世界である。これに対し、エネルギーとは目に見えないものも含まれており、それは4次元世界に存在するエネルギーを意味する。

 つまりアインシュタインのエネルギー等価の理論とは、「3次元物質とは、4次元以降のエネルギーに変換できるということであり、3次元物質を4次元エネルギーに変換し、4次元世界を経由することで、遠い宇宙の星であっても一瞬にして、目的地に行けるようになる」という理論が導き出される。
 なぜなら霊界は、3次元的な空間概念がなく、目的地を4次元的に確定すれば出発地と目的地をくっつけることができ、一瞬でどこにでも行けるようになるという理論が成り立つ世界だからだ。

『Cの2乗」とは、光の速度を超える速度と定義

 ところでこの『質量とエネルギーの等価性』とワープ原理の相関性を考えるに当たり、強く疑念に思うことが「Cの2乗」、つまり「光の2乗の速度」という数式だ。アインシュタインはなぜ、光の2乗という抽象的な概念を示したのだろうかという、疑念が出てくる。

 そもそもその前に、「この世界に、光を超える速度が存在するのか」という疑念もある。これを先に解決しないと、特殊相対性理論はただの空論になってしまう。しかし特殊相対性理論がただの空論だったら、世紀を超えて、多くの科学者たちの間で、特殊相対性理論がこれほど信奉されるわけはない。

 ここで私、安室奏太は、光を超える速度が存在するかを考えた。
私は、霊界通信機の発明者であり、「目に見えないものを目に見える形で証明しましょう」という、ある意味、逆説的に3次元世界の観点から、あの世の証明をした科学者である。

 霊界を科学的に証明した者だからわかることもある。答えは3次元世界になく、霊界、4次元世界にあると断定し、霊界通信機の証明実験で用いられた念を波長に表す実験こそが、大きなヒントになった。

霊速は光速を超える

 私、安室奏太は、霊とは念(ねん)であり、霊と念(ねん)は同質であると位置づけている。
霊も念も空間を瞬時に移動でき、これは、4次元世界では空間概念がないことから起きる現象である。ロシアやアメリカのESP(超能力)研究において、超能力もまた瞬時に3次元世界を移動できることがすでに解明されている。超能力もまた念の一つであると言える。

 そしてこの念速こそが高速を超える速度であり、「念=霊」であれば、念の速度を解明することで、霊の速度が解明できると考えたのだ。

 霊の速度がわかれば、すべてではないにせよ、アインシュタインが定義した『光の二乗の速度』の秘密に迫れるのではないか。そして3次元物質を、4次元エネルギーに変換し、4次元を通れば、一瞬で地球の裏側にも宇宙の果てにさえ行けるのではないかと考えた。

 私はワープ理論の原点を証明する実験方法を発見したが、この発見は、アインシュタインの相対性理論を発見したときと同様、当時の科学者が「難解すぎて、世界で3名の科学者しかこれを理解できないだろう」と言われ、長い間、学会から無視され続けたことと同じになるだろうと思っている。
 また、かつてのニュートンが「万有引力の法則」を発見し、ガリレオが「重力加速度」を発見したとき、当時の多くの人たちは、「これらの法則を発見したところで、いったい、世の中の何の役に立つのか」と思ったことであろう。

 しかしニュートンやガリレオの発見がなければ、近代科学がこれほど発展することはなかったと、現代の科学者たちは疑いもなく口を揃えて言っている。

 私、安室奏太のこの発見も、かつての先人たちときっと同じ道をたどるだろう。
しかし霊界の法則の発見が、近代科学と精神科学を進化させることを確信している。たとえワープ航法の実用化が、今から数百年後の未来であることをわかっていようとも、あえて私は、この発見を世に問いたいと考えた次第である。

 霊速測定法は、21世紀においては、何のためにこれをやるのか理解できる人はほとんどいないだろう。ただ私は、この霊速測定法を本書で解説することで、後世の科学者が人類普遍の方程式を発見する大きなきっかけとなることを確信している。ぜひ、この霊速測定法から、宇宙に存在する永遠不変の運動方程式を解明し、地球の未来文明を発展させることを心より願っている。

1 「霊速」イコール「念速」

 「霊速」、霊の速度は光速を超えているという。霊速が、光速を超えているのだとしたら、「霊速」を計測することはできないのだろうか。この「霊速」を計測する方法について考えてみたい。見えない「霊」をよーい、ドンで走らせて計測できるはずがない。見えない「霊」がいつ走り出したかを特定できないし、それだけの場所も地球上にはない。

 エジソンによると、「念の速度」も「霊の速度」も光速を超えているという。しかし霊を走らせて計測するのは不可能である。ならば、「念」の速度であれば、計測可能ではないだろうか。「霊速」イコール「念速」なのだ。ここで念の速度、「念速」を計測する実験に方法について述べてみたい。

2 「念」の発した時間の測定

 では、「念」を発した時間の測定は可能だろうか。ここで「念力」によるスプーン曲げ実験を考えてみよう。仮に、スプーンが「念力」によって曲がったとした場合、曲がった部分には、相当大きな衝撃波がその部分に加わったことになる。このスプーンに仮に、脳波計などのセンサーをつなぎ、脳波計で測った場合、何らかの「衝撃波」を「波長」として、捉えることは可能なはずだ。
 つまり、この「衝撃波」の発生した時間によって、「念」を発した時間の特定が可能と考えられる。要は、精度の精密な時計によって「念」を発した時間を記録できるようにすればよいのである。これで「念」の発した時間の特定が可能である。

3 2カ所のセンサーの同時感応実験

 次に、その実験装置と同じものをもう一つ用意して、この2つのスプーンに同時に「念」の感応実験が可能かを試してみる。もし同時に感応が可能なら、徐々にセンサーの距離を離して、感応するかを実験する。
 これを国外にまで離して可能かも実験してみる。次に地球の裏側と、目の前のセンサーで実験するのである。

4 時間差の測定

 仮に、地球の裏側と目の前のセンサーの同時感応が測定できた場合、その時間差を正確に測定する。仮に「念速」が光速であった場合、光速は秒速30万キロメートルだから、地球の直径は12756キロメートルであるので、0.0425秒の時間がかかるはずである。これは、地球の裏と表の時間を正確に合わせる技術があれば、十分測定可能な数値だと思う。
しかし「念速」は光速を超えているから、タイムラグはほぼゼロに限りなく近いと考えられる。これが0.0425秒より速いことを証明できたとき、「光速」を「念速」が超えていることの証明になる。
 光速は秒速30万キロメートルで、あまりに速すぎるため、仮に実験が成功しても、科学者たちから認められる可能性は低い。計測誤差と見られかねないからである。ゆえに、宇宙空間で実験できた場合、より正確な「念速」の計測が可能である。スペースシャトルで実験できたなら、その可能性は高い。そこまでできたとき、真の「念速」すなわち「霊速」が光速を超えていることの証明になる。

5 念の波長には個人差がある

 センサーが捉えた「衝撃波」の個人差の識別を、あらかじめ計測しておく必要がある。誰がやっても、全く同じであった場合、「念」を発した人の「念」か、外部の人の「念」かの区別がつかないからである。「念」の波長には、ある程度、個人差があると考えられる。「念波」の解析によって個人差を認識できると、それがその人の「念波」である証拠となる。
 また、仮に宇宙空間で実験する場合、果たして「念」が宇宙空間まで届くのかという懸念がある。「念」というものが、どれくらいの遠距離に作用するかわからないからである。それで、「念」を機械的に増幅する装置も考えている。念の力を増幅する装置、これを仮に「念圧コンプレッサー」と呼ぶことにする。

6 念圧コンプレッサー

 霊界宇宙物理学、第一テーゼには、「宇宙の光は親和性の持っているものと出会うと増幅される」とある。つまり、霊的光は、親和性の高いもの同士と組み合わせれば、増幅が可能である。ゆえにこれは、機械による増幅は十分可能と考えられる。

 例えば「念」を録音することは可能だろうか? 声を出さず、「……」と念じたのを録音しても、録音されたかどうかはわからない。
 しかし例えば、「スプーンよ、曲がれ」と声を出して念じた場合、声のみならず、念も録音されたと考えられる。声には、霊的波動、バイブレーションが伴うからである。
 この場合、声とともに「念」も録音されたと考えられる。録音ができれば、パソコンの音楽ソフトによって、15トラックにコピーして、同時に鳴らすこともできる。つまり、「一即多、多即一」の場面のように、声を同時にたくさん出すことができる。あるいは録音しなくとも、同時に多くの音を鳴らす装置など今の技術なら、簡単にできる。

 こうした念圧コンプレッサーによって、「念圧」をあげれば、宇宙空間での「霊速証明」実験は可能ではないかと思う。また、「念圧」が増幅できるのであれば、「物質化現象」を普通の人でもできる可能性もある。念圧を増幅する技術が進めば、十分可能なはずである。そうすれば、霊界宇宙物理学、第二テーゼの証明実験ともなり得る。

 こうした発明によって、唯物論を科学的手法で崩壊させなくてはならない。今こそ「霊界科学」を実現する、「霊界科学者」が多数誕生しなくてはならない。
 真なる霊界科学者とは、「霊は全ての全てにして、肉体はこれ霊の影」を証明することに、最大の使命があると私は考えている。


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