「地球のみらい(下巻)」が2022年2月15日に発刊しました。

第7章 ドラン将軍との超決戦 10
 第1節 決戦前夜  10
 第2節 恐るべきドラン戦法  21
 第3節 猛将ドランの最後  37

第8章 今、目覚めの時  54
 第1節 みらい、パイロットを辞める!?  54
 第2節 愛に目覚めるときは今  65
 第3節 イヴァンの無言の愛  83

第9章 帝国の反乱  98
 第1節 みらいとゆうまの快進撃  98
 第2節 バーン元帥の企て  108
 第3節 かつてない恐怖  123
 第4節 ニコライ大統領の剛腕  138
 第5節 スパイ  148

第10章 元帥艦隊との大決戦  162
 第1節 イヴァンの覚悟  162
 第2節 ブラックホール砲  171
 第3節 みらい号の快進撃  181
 第4節 おおばかやろう!  196
 第5節 戦いの決着  212

第11章 新しき出発  230
 第1節 地球の心~シャンバラの奇跡  230
 第2節 永遠の別れ  248
 第3節 みらいの新しき出発  258

コラム~ワープ原理の解明 – 光速を超える霊速の存在  274
 【光速を超える霊速の存在~霊速・念速の証明実験法】  277
 アインシュタインの理論はワープ理論の原点という発見  279
 『Cの2乗」とは、光の速度を超える速度と定義  281
 霊速は光速を超える  283
 1 「霊速」イコール「念速」  286
 2 「念」の発した時間の測定  287
 3 2カ所のセンサーの同時感応実験  288
 4 時間差の測定  289
 5 念の波長には個人差がある  290
 6 念圧コンプレッサー   291

あとがき  294

【前回までのあらすじ】

渚(なぎさ)未来(みらい)は、東アジアの大国、大東アジア帝国の特別行政区、香海に住む女子高生。
みらいには同じ年の幼馴染(おさななじみ)、新庄(しんじょう)悠(ゆう)真(ま)がいる。2人は日本人であるが、両親の仕事の関係から、小さい頃から香海に住んでいた。

 みらいはおとなしめの性格で、よく人見知りをしてしまい、大勢の人の前では緊張して言葉が出なくなるなど、内気な性格の女子高生。しかしみらいには、特殊な才能があった。みらいはゲームが得意で、特に脳波で操縦する戦闘機ゲームに天才的な才能を発揮し、昨年の夏、宇宙を舞台にしたリアル戦闘機ゲーム(名称:スペースコンバット)の世界大会で優勝するほどの達人だった。

 ある日、みらいは幼馴染のゆうまに誘われ、ダスコデパートのゲームセンターでスペースコンバットの最新機種、スペースコンバットⅡで14人同時対戦をプレイすることになる。その対戦相手の1人に、みらいを越える天才と呼ばれた謎の白人がいた。勝負はみらいの勝利に終わったが、謎の白人は本当の実力を隠したまま、立ち去っていった。

 一方、みらいが住んでいる香(ほん)海(かい)に最大の危機が訪れる。香海は一国二制度のもと、数十年間、平和を享受してきたが、大東アジア帝国が50年間の一国二制度の約束を破り、香海への大弾圧を開始しようとしていた。そんな中、みらいは政治に関心を持つことなく高校生活を送る一方、ゆうまは香海の危機を打破すべく、弾圧阻止デモにも参加していた。

 ある日、ゆうまとみらいは、国家反逆罪で捕まりそうになるも、謎の男たちに救われる。ゆうまを救ったのは25世紀の未来からやってきた連邦政府のタイムフォース隊部隊長のアルド・リク。
 一方、みらいを救ったのは、ゲームセンターで対戦した白人だった。その白人もまた、リクと同じように25世紀からやってきたが、彼は連邦政府とは別の組織、国際防衛軍の特殊部隊に所属するロシア軍人のイヴァンミハエルであった。

 25世紀には国際的な二つの2大組織、連邦政府と国際防衛軍が存在した。連邦政府と国際防衛軍はお互いにけん制し合う間柄だったが、共に国際秩序を護り、「悪を許すまじ」という共通の理念のもと、長年の平和と世界の正義を実現してきた。しかし独裁国家、ネオ・大東アジア帝国(ネオ帝国党)の台頭で長年の平和が脅かされようとしていた。

 25世紀に誕生したネオ帝国党は、21世紀に大東アジア帝国が崩壊する歴史を変え、帝国主義が支配する世界の歴史に修正すべく、21世紀への干渉を企て、最新兵器や武器を次々と提供していた。さらに将来、帝国主義の拡張を阻止した主導者たちの歴史まで変えようとした。その対象者の一人となったのがゆうまであり、ゆうまはやがて香海革命のリーダーとなる予定だった。そこでネオ帝国党は、ゆうまを歴史から消してしまおうとしていたが、間一髪、リクに救われることになる。

 一方、みらいは、帝国党の最強兵器であるAI兵器を打ち破るセブンセンスの持ち主であり、未来型戦闘機のパイロットになることをイヴァンより告げられる。ゆうまは香海での帝国党の弾圧を見て、未来型戦闘機のパイロットになることを決意する。みらいは戸惑うこともあったが、ガイア神書の導きのもと、自分の使命を果たすべく、やがてパイロットになる。

 みらいはテレパシー操縦型の未来型戦闘機(みらい号)で、その才能を発揮する。敵AI戦闘機の前に大苦戦していた地球連邦は、みらいとイヴァンの活躍で次第に劣勢をひっくり返していく。

 劣勢となった25世紀のネオ帝国党のバーン元帥は、自らの右腕であるドラン大将軍とともにドラン戦艦を21世紀に派遣する。ドラン大将軍の兵法の前に、21世紀の地球連邦は壊滅的なダメージを負い、今まさに、かつてない危機が地球に訪れようとしていた。